セミナー・研究会の報告
2021/3/13 第173回Child Abuse研究会を開催しました。
2021年3月15日
◆テーマ
市区町村におけるニーズをふまえた支援のあり方~法改正を見据えて~
◆講師
山本 恒雄氏(愛育研究所客員研究員)
今回は、長年の現場での実践と幅広い専門職との研究を重ねてこられた講師をお招きして、ニーズを踏まえた支援についての学びを重ねる機会として開催しました。
また第2部として、大阪府、大阪市、堺市の各児童相談所の取り組みについて、各児童相談所からのご報告をいただきました。(今回もオンラインで開催しました。)
◆参加者の声
今回は106名のアクセスがあり、59名の方よりアンケートの回答をいただき、そのうち約85%の方から「大変満足した」「満足した」との回答がありました。
・在宅支援アプローチの基本、援助を求めない困難な人達の背景をあらためて再認識いたしました。児相に配属になり、診断分析型に偏りがちでしたが、解決思考型アプローチの必要性をあらためて感じております。山本先生のご講義はもっとお聞きしたいと思いました。多くの学びをありがとうございました。(保健師)
・区の職員として、総合拠点としての役割をもっと強化していける体制が必要と感じました。(児童福祉司)
・支援提供のための虐待通告という言葉が心に残りました。
現状の認識では虐待通告=保護等を求めるという考え方があると思いますが、支援をする機会として捉えれば通告をされた側の保護者の気持ちも少しは救われると思います。もちろん児童虐待は許される問題ではないですが、虐待が起こってしまった背景を考えることは大切だと思いました。(相談員)
・役割分担と、協働連携によるチーム対応の話が、丁寧に、解説していただき、よく理解できました。(行政職員)