Ⅰ虐待はなぜおこるのか 小杉恵氏(大阪母子医療センター子どものこころの診療科主任部長)
Ⅱ虐待かなと思ったら 神田眞知子氏(元大阪府子ども家庭センター所長)
Ⅲ子ども虐待についての法的仕組み 中村善彦氏(弁護士)
Ⅳ子ども虐待とアタッチメント 遠藤利彦氏(東京大学大学院教育学研究科教授)
Ⅴ子ども虐待とトラウマ 亀岡智美氏(兵庫県こころのケアセンター副センター長)
Ⅵ虐待問題にとりくむ人のために 鷲山拓男氏(とよたまこころの診療所長)
7月11日~8月15日に配信していました「子ども虐待」基礎講座を終了しました。受講後のアンケートには、26名の方に回答いただき、「オンデマンド配信にはどのくらい満足されましたか」・「今回の講座はあなたの期待や要望にこたえたものでしたか」との問いに対し、それぞれ88%の方から概ね満足との回答を得ました。
講座Ⅰ
・虐待は保護者、子ども、環境等の様々な要因が絡み合って起きることではあるが、保護者の意図ではなく、子どもにとって有害かどうかの視点を常に持つことが大切と感じた。支援する立場として、虐待の世代間連鎖を絶つことに少しでも寄与できるように支援できればと感じた。(施設職員)
講座Ⅱ
・虐待に気付ける場面は複数あり、社会全体で、頭の片隅に虐待の可能性というアンテナを張っておくことが必要であると分かりました。また、利用できる制度を活用し、その方の生活が安定するように、子どもだけでなく、その家庭全体を支援する視点が重要だと感じました。(心理士)
講座Ⅲ
・法的な理解は、適切な対応につながる。推測や経験からの対応ではなく、評価基準や虐待の証拠となるものから適切な判断をすることが求められる。法律は、支援の画一化ではなく支援に結び付けるためのものであると感じた。(保健師)
講座Ⅳ
・アタッチメントについても知りたいテーマでしたので、勉強できてありがたかったです。子どもの虐待は、関係性の障害、混乱ということが特に印象的でした。(ケースワーカー)
講座Ⅴ
・心の傷という表現がとてもわかりやすかった。人否定ではなく、傷を治すことという言葉が印象に残った。(スクールソーシャルワーカー)
講座Ⅵ
・虐待問題について、親子間の問題だけでなく、我々を含む社会の問題であるということを学んだ。社会全体で指導ではなく支援を行うことで、親の孤立感をなくし、相談できるという実感を得られる環境を作り出していくことが大切であると感じた。(施設職員)
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