セミナー・研究会の報告
2019/8/1,8/3,8/4 夏季オープン講座を開催しました【報告】
2019年9月9日
<参加者は3日間で延べ217人で、また児童相談所、市町村、医療機関、児童福祉施設、学校関係など多くの機関から、ケースワーカー、心理士、保健師、看護師、助産師、教職員、民生委員、法務教官など多職種の参加した講座となりました。
◆8/1 オープン講座 入門編 テーマ・講師
Ⅰ 虐待はなぜ起こるのか 講師:小杉恵氏(児童精神科医)
Ⅱ 虐待が起こったらどうするのか 講師:神田眞知子氏(児童虐待防止協会企画専門員)
Ⅲ 虐待についての法的仕組み 講師:中村善彦氏(弁護士)
子ども虐待についての基礎的知識、対応の仕方、法的な仕組みを、医療、福祉、司法の第一線で実践されている講師から、事例をまじえてわかりやすく、また新たな取り組みなど最新の情報をお話いただきました。
アンケートから
・虐待を予防するためにどうすべきか、専門的な視点から知ることができた。(学生)
・今まで何となくわかっていたつもりの部分の地かためができた感覚である。(児童福祉施設 心理職)
◆2019.08.03 オープン講座「子ども虐待(実践編A)
Ⅰ 虐待を受けた子どもの理解と関わり方 講師:下川 隆士氏(児童養護施設 田島童園 園長)
Ⅱ 虐待してしまう親と子の関わり 講師:安部 計彦氏(西南学院大学 人間科学部)
◆2019.08.04 オープン講座「子ども虐待」(実践編B)
Ⅰ 関わりの難しい子どもの姿、その理解と対応 講師:大久保 圭策氏(精神科医)
Ⅱ 関わりの難しい親の姿、その理解と対応 講師:山本 裕美子氏(保健師 元大阪府保健所)
虐待を受けた子ども、虐待をしてしまう親について、新たな講師にもお願いし、それぞれの実践経験を通した親や子との深い関わりのなかからみえることを多くの事例をもとに、心に響くお話を聞かせていただきました。
アンケートから
・自分が働いている中でも考えを改められる所が多くあった。多くの機関、人々の支えによって良い方向に進むよう、子ども虐待防止が社会全体の問題として捉えられるべきだと思った。(児童福祉施設職員)
・親と接することは難しいと思う。先生の事例を聞かせてもらい、今後自信を持って接していきたいと思う。(刑務所 法務教官)