セミナー・研究会の報告
2020/11/07 第171回Child Abuse研究会を開催しました
2020年11月13日
◆テーマ
養育問題を抱える親と子の理解と対応~アタッチメントの視点から~
◆講師
工藤 晋平 氏(名古屋大学 学生支援センター 特任准教授)
アタッチメントの形成はその人の人生に大きな影響を与え、また支援者が養育問題を抱える親と子を理解する大切な視点となります。今回は、精神分析や愛着理論に立脚して多くの臨床に取り組まれている工藤晋平先生を講師にお迎えしアタッチメントの視点からの講義をお願いしました。(今回もオンラインで開催しました。)
◆参加者の声
今回は、87名の参加があり、52名の方よりアンケートの回答をいただき、そのうち90.4%の方から「大変満足した」「満足した」との回答がありました。
・アタッチメントの概念を再確認するとともに、現場で関わりが難しい養育者の背景について、多角的な視点から考えるきっかけになりました。また、支援者支援についての重要性ついても考えるきかっけになりました。
・アタッチメントについて初めてしっかりと学ぶことができました。虐待のケースと関わることが多いため、今後の関わりの中で不適切な養育から抜け出せるよう、よりよい支援を提供していきたいと強く思いました。
・貴重な勉強会ありがとうございました。勤務助産師をしています。
妊娠中の面談から、幼少期から環境に問題のあった方、DVを受けている方など、昨今、多く見受けられるようになりました。今日、学んだ、何が養育者を不適切にさせているのかという視点にも目を向けて、これから、生まれてくる子供たちが健やかに成長出来るように、親子の安全・安心を見守りたいと思います。