Technovation Girlsをご存じですか？（＊）
　女子中学・高校生が、社会課題解決のためのアプリ制作に取 り組むプロジェクトです。

その参加グループのメンバーである高校生から、依頼があり、オンラインでのインタビューに協力しました。

　当初は、児童虐待防止という重い課題と“アプリ”という軽やかな響きとのギャップをなかなか埋められず戸惑いましたが、サポートされている団体の方とやりとりを重ね、子どもたちの意思や考えを尊重しながらも「彼女たちに、現場のことを知っておられる方々から是非児童虐待の現状を伝えてあげていただきたい」という願いにも共感でき、理事３名とのオンラインミーティングに至りました。　

　彼女たちの願いは「虐待を受けている子が助けを求められる状況をつくる」こと。話を聞いてみると、「周囲に虐待されているのではないかと気になる子どもがいた」ことや、虐待を受けていた人から話を聞いたことなど、彼女たちなりに実体験をベースに取り組む姿勢が伝わってきました。

　そうした姿勢に応えるべく、虐待の起こる背景や虐待してしまう保護者の状況、子ども虐待防止に向けた取り組みの現状など、理事たちも熱くお話させていただきました。

　これから、どんな作品に実を結ぶのか、次代を担っていく彼女たちの健闘を期待しています。

＊次代を担う女性 IT 起業家の育成を目的とした米国の非営利団体「Technovation」主催のコンテスト。身近な社会課題を解決するアプリとビジネスプランの制作を通して、プログラミングや起業家精神を学ぶことを目的としています。日本では一般財団法人Waffle がJapan Chapter（日本支部）代表として学生の支援を行なっています。