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第181回Child Abuse研究会を開催しました(報告)

◆テーマ DV被害者と子どもの支援

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2023年度のCA研は心理的虐待(主にDVの影響)についてシリーズで研究会を企画しています。

先月に続き、お茶の水女子大学名誉教授の戒能民江氏を講師にお招きし、ご講演いただきました。

 

今回の講義の中で、2019年の千葉県野田市と2018年の目黒区の児童虐待事件を取り上げ、児童虐待とDVがいかに一体化して起こるかを詳しく解説されました。

お話を聴き、母親がDV被害者であることの支援者側の認識の希薄さと対応の遅れが、子ども虐待の深刻な事態を招くことになりうるということがよくわかりました。

第181回は会場参加29名、オンデマンドの視聴64名、合計93名の申し込みがありました。

会場参加者のアンケートでは15件のお答えをいただき、支援者ならでは生の声がたくさん寄せられました。その一部ですが下記にご紹介させていただきます。

講演後の意見交流会でも、今まさに現場からの実情や悩み、これからの課題等々、熱のこもった話が続きました。

当日参加ご協力してくださった皆様、ありがとうございました。

アンケートより

・子ども虐待とDV加害が同時に 性暴力もパートナーにも子どもにも加害が並行していることが多いことを再認識。被害者は、自責の思い高い中「あなたは、悪くない」と言える人が増えること、まずは、ここから。女性支援法に、今後の、DV被害者と子どもへの支援がかかっている。ケアの立場の人的リソースを増加することも含め、法律の整備が求められる。

・他者から見えにくい、気づかれにくいDV被害に、どうして相談しないのか。 被害者側になんらかの責任があるのではないかと責められ、声をあげることが 社会の声によって消されていく実情について、構造的な問題であること、どうやって支援につなげてゆくかの視点を示してくださり、常にもやもやしながら支援をしている者として、ひとすじの光のような講演でした。ありがとうございました。

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※181回のオンデマンド配信期間は、12月1日(金)11時~2024年1月15日(月)

11時です。

お申し込みをされた方はお忘れなくご視聴ください。

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