今年度のセミナーは、講師の西澤哲氏による「虐待を受けた子どもの心理療法や治療的ケア」に焦点をあてたご講義をお聴きしました。
西澤氏は、不適切な養育が子どもに与えるトラウマや、アタッチメント障害などの心理的影響と心理療法のあり方など、数々の研究と実践を行われています。
当日は68名の皆様にご参加いただきました。この特別セミナーを受講されて新たな学びと明日からの実践への活力を得ていただけたのではないでしょうか。
虐待を受けた子どもの心理療法・治療的ケアについて
西澤 哲氏(山梨県立大学人間福祉学部 特任教授)
アンケートには52名の方々が回答してくださり、セミナーに対する満足度は「大変満足」「満足」を合わせて94%となりました。
西澤セミナーには毎年のように参加してくださる方もいらっしゃり、たくさんの感想をお寄せいただきました。ありがとうございました。
その一部ですがご紹介させていただきます。
・心理療法について知識を深めることができ、ありがとうございました。現職ではトラウマを抱える子どもと触れあう機会がないですが、これからも研究会で学びたいと思います。(看護師、医療機関)
・安全な状態で治療を開始すること、トラウマ体験を具体的に明確にすること。心理士が回避せずに子どもがトラウマ体験に向き合うことを支える必要があると実感しました。虐待親の子育てダイヤルに携わっていますが、ケア葛藤はまさに虐待親の姿だと思いました。かつての被害者が加害者になり、虐待が連鎖している状況にどう対応できるかと考えます。(心理士、医療機関・教育機関)
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