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第183回Child Abuse研修会の報告

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◆テーマ 特定妊婦への支援 ー妊娠中から継続した支援ー

今年度のChild Abuse研修会は、特定妊婦*の支援をテーマに取り上げました。

第183回は9月7日、大阪市産前・産後母子支援事業に取り組んでおられる、「ボ・ドーム ダイヤモンドルーム」室長の廣瀬みどり氏を講師にお迎えし、ご講演いただきました。(会場参加とオンデマンド視聴を合わせて110名のお申込みがありました。)

*特定妊婦は「出産後の養育について出産前において支援を行うことが特に必要と認められる妊婦」と2009年に初めて児童福祉法で定義されました。

特定妊婦には、福祉担当や、母子保健・生活保護・医療機関・婦人相談・保健所、児童相談所・民間機関等々の機関が関わり、安全な出産、子育て、切れ目のない支援が求められます。

地域での妊婦さんへの支援は、現場ならではのご苦労がありながらも、施設内で情報共有をし、職員の皆さんが協力しあって支援にあたられているとのことでした。

また、「寄り添い方」が大事。受け取られた人の気持ちを考えての「言葉がけ」や、相手の立場に立って対応するなど、地道な実践のお話をたくさんお聴きすることができました。

アンケートの声から

会場に参加された方々のうち、25名の皆さんからご回答をいただきました。

ありがとうございました。その一部をご紹介いたします。

・まずは、甘えられる時期があっての自立というスタンスにとても考えさせられました。子どもには常に意識しているところですが、困難な親に対しても同じスタンスで対しているかというと、甘えの時期なしに、自立して頂くにはと急いでしまっている部分もあるなあとの気付きがありました。ありがとうございました。(児童福祉司)

・関係機関や地域との連携・協働の重要性。本人の言動から真のニーズを聞き取り、つかみとる高い専門性の必要性。施設入所中、入所後のつながり方の課題。コミュニケーション力やアセスメント力を高めていくことの大切さ。幼児期に満たされていなかった人ほど、他者を頼ることなく自分の手で育てようとする、SOSを出しにくい、との言葉を聞き、母に対する支援の中で信頼構築の重要性を改めて感じたと同時に連鎖を防ぐ、予防という部分で、子どもへの関わりの大切さ、少しでも満たされたと感じてもらえるような関わりをしていきたいと考えました。(施設職員)

183回のオンデマンド配信期間は、9月20日(金)~10月20日(日)です。

お申込みをされた方は、お忘れなくご視聴ください。

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