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【講座レポート】第186回 Child Abuse 研修会「里親制度の概要と里親を必要とする子どもたち」を開催しました

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10月25日(土)、第186回 Child Abuse 研修会(以下CA研)を開催しました。
2025度のCA研では「里親」をテーマとした全3回の連続研修を実施予定です。
その第1回目となる今回は、大阪公立大学教授の伊藤嘉余子氏を講師にお迎えし、お話を伺いました。

本記事では、当日の講座の様子をレポートします。

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「社会的養護」とは何か

ご講演は、「社会的養護とは何か」という基本的な問いから始まりました。
社会的養護とは、虐待や貧困、病気、親の拘留など、さまざまな事情で家庭で暮らせない子どもたちを、公的責任で守り育てる仕組みのことです。
伊藤氏は、「子どもを守るということは、同時に“困難を抱える家庭への支援”でもある」と話されました。
子どもと家庭の両方を支える視点の重要性を学びました。

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日本の現状と課題

現在、日本で社会的養護を必要としている子どもは約4万5,000人。
そのうち約8割が施設で、約2割が里親家庭やファミリーホームで暮らしています。
国は「施設50%・里親50%」の目標を掲げていますが、実現まではまだ課題が多く、国連による定期的な監査でも“家庭養育の不足”が指摘されているそうです。

特に、先進国の中で乳児院が存在するのは日本だけであり、「3歳未満の子どもはできるだけ家庭的な環境で育つべき」という国際的な視点から、乳児院のあり方そのものが問われていると語られました。

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子どもたちの声から見えるもの

講座の中では、実際に施設で育った子どもたちの声も紹介されました。
プライバシーの関係で詳細は記載できませんが、週末里親や季節里親など、短い時間でも家庭での生活を経験することが、子どもたちにとってどれほど大切であるかが伝わってきました。

子どもたちの言葉を聞きながら胸が痛み、一人ひとりの悲しみは、どれほどのものだったのだろうという思いでいっぱいになりました。

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支援者にとって「里親」とは何か

伊藤氏は、「里親は仕事でもボランティアでもなく、“ライフ(生き方)”です」と語られました。
私的な空間である自宅に子どもを迎え入れ、食卓を囲み、日常を共にしながら、子どもの成長に24時間365日寄り添う——そのような“生き方を選ぶ”という感覚が、里親には必要なのだと教えてくださいました。

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次回のご案内

次回(第2回)は、11月29日(土)14:00〜16:00 に開催予定です。
引き続き伊藤嘉余子氏を講師にお迎えし、「里親が経験する困難と里親支援」についてお話しいただきます。

会場参加・アーカイブ配信の申し込みを現在受付中です。
ぜひ多くの方にご参加いただければ幸いです。

詳細はこちら

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